2010年1月11日月曜日

香山リカのミス

近頃話題の香山リカvs勝間和代。

私は両者ともに好きでも嫌いでもないが、思うところはある。ちなみに両者の本は1冊も読んだことがない。というわけで妄想開始。

勝間和代の主張の本質は、「自己実現の一番の近道は努力」、である。そこに勝間和代のキャラクターによる脚色として、「努力は苦しくない、楽しい」だとか「年収600万円」だとか「結局キレイが勝ち」などが付いてくる。それらはあくまで脚色であり、本質ではない。

香山リカはこの脚色部分(≒勝間和代のキャラクター)に釣られている。にもかかわらず、本質である「努力」を批判する。キャラクターに釣られているんだからキャラクターを徹底的に批判していればいいものを、何を勘違いしたのか本質である努力を批判してしまう。このトンチンカンに本人は気づいていないのだろう。だから、「努力以外の自己実現の近道を提示する」という最も論理的な返しを勝間和代に対してできない。まあそんなものがあればの話ですが。

比較的容易な自己実現だけであれば努力は必要ない、ように感じるかもしれませんが、努力のレベルの問題であって努力が不要というわけではない。努力を放棄した人間だらけの世界を想像してみてください。すいません。自分で言っておきながら私は想像できません。

香山リカよ、「努力なしに得られるものなど無い」。

ところで、勝間和代にもちょっとだけ。私は努力が苦しいし楽しくない。目標が高ければ高いほど。そんなものは努力じゃない、なんて言わないでね。年収600万、欲しい!結局キレイが勝ち、これだけはあなたが言っちゃダメ。勝間和代を知っている人間のうちおそらく半数以上は同意できないだろう。個性的な顔ではあるがキレイじゃないし、キレイじゃなく勝った人に説得力はゼロ。まあキレイの定義なんて人それぞれだけどね。ただし、キレイになろうと「努力」することは悪くない。

というわけで、
よ~く考えよ~、努力は大事だよ~♪

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